ブナの木の植樹イベントに参加しました!

2025年8月30日、長野県下高井郡野沢温泉村・上の平高原で行われた「2025ブナの森 自然観察ウォーキング&植樹ツアー」に参加してきました。

このイベントは長野市の企業「ほっとパル」さんが長年続けているプロジェクトで、地域の自然を守り、未来に引き継いでいく活動です。

今回は地域住民の方々や子どもたち、そして私たち社員とその家族も一緒になって参加しました。

ブナの木と野沢温泉蒸留所のつながり

野沢温泉村の東側に広がる上ノ平高原には、豊かなブナの原生林が息づいています。

ブナは高い保水力を持ち、雨や雪をゆっくりと大地に染み込ませ、長い年月をかけて清らかな水へと育てていきます。

その水はやがて地表に湧き出し、軟らかく口当たりの良い湧水、そして温泉となって、村の暮らしや文化に恵みをもたらしてきました。

美しい原風景に心を奪われるのも、暮らしに寄り添う温泉が湧き続けているのも、そして受け継がれてきた地域の文化が息づいているのも、森と水の循環があってこそ。

野沢温泉はまさに、自然と共に生きる村だと感じます。

私たちのジンづくりも、こうした自然の恵みに支えられています。

ジンの加水に使用する水や、地元ならではの素材である杉やカキドオシといった植物は、この土地が育んだ宝物です。

だからこそ私たちも、未来へこの恵みをつないでいく活動に関わり続けたいと思っています。

当日の様子

当日は青空が広がり、爽やかな高原の空気の中で植樹がスタートしました。

大人も子どもも一緒になって土を掘り、苗木を植え、水をやり…手を動かすたびに「未来にこの木が立派に育ってくれるといいな」という思いが強くなりました。

子どもたちが一生懸命スコップを握る姿や、家族で協力して植える光景はとても微笑ましく、自然と笑顔があふれる時間になりました。

 

森を歩いて新しい発見も

植樹の前には、現地のガイドさんに案内していただきながら自然観察ウォーキングも体験しました。

森の中を歩きながらブナや広葉樹の特徴、そこで暮らす生き物たちの話などを伺い、普段気づかない自然の仕組みに驚かされました。

足元の小さな植物や、木々の葉の形の違いひとつとっても奥深く、改めて自然と向き合う大切さを実感する時間になりました。

まとめ

ブナの木を一本植えることは小さな行動かもしれません。

しかし、その一本が未来の水を育み、温泉や私たちの暮らしを支える大切な一歩だと思います。

自然観察ウォーキングを通じて自然の仕組みを学び、植樹によって未来へとつながる森づくりに参加できたことは、私たち野沢温泉蒸留所にとっても貴重な経験でした。

これからも地域と一緒に自然を大切にしながら歩んでいきたいと思います。