野沢温泉蒸留所がセレクトした特別な”ボタニカル”【広島県尾道市】citrusfarmsたてみち屋のレモン
野沢温泉村の湧き水は、雪や雨がブナの木々や土壌にしみ込み、50年もの歳月をかけて地中を旅し、やがて温泉や湧き水として私たちの元にたどり着きます。
幾層にも重なる土壌によって磨かれた湧き水は、舌触りが驚くほど滑らかで、ジンの蒸留に欠かせない存在です。
そして、この水と同じくらい大切なのが、蒸留責任者サムが一つ一つ丁寧にセレクトした“日本を感じる”ボタニカル。
生産者や販売元の顔が見え、こだわりと信頼が込められたボタニカルは、野沢温泉蒸留所のジンに欠かせない大切なパーツです。
野沢ジンを彩る、グリーンレモンのスパイシーな香り
蒸留所で使用しているレモンは、私たちがよく目にする完熟した黄色いレモンではなく、完熟前のグリーンレモンです。
この時期のレモンを用いることで、香りの「キレ」が最も際立つといわれています。
実際にボタニカルとして使われている NOZAWA GIN や CLASSIC DRY GIN でも、その爽やか且つ深みのあるレモンの風味をしっかり感じていただけます。
特に、CLASSIC DRY GINに使われる山椒との相性は抜群で、柑橘の酸味と山椒の清涼感が互いに引き立て合い、ジンのうま味を一層深めています。
さらに、オープン当初からパートナーシップを結んでくださっているたてみち屋の園主、菅(カン)さんのサポートにも助けられています。
菅さんの協力により、グリーンレモンが最もフレッシュなタイミングで蒸留所に納品されるよう物流管理を調整アドバイスいただき、製造工程での悩みも大きく解決されました。
たてみち屋さんから納品されるレモンは、えぐみを抑えるために最適な肥料管理が行われるため、ボタニカルとして使用後の果肉果汁も地域の飲食店に余すことなく提供され、喜ばれています。
「美味しいは嬉しい」を理念に、お客様のプロダクトやブランドに貢献する。
株式会社みずかぜ citrusfarmsたてみち屋
所在地:広島県 尾道市 瀬戸田町 福田 788-1
Instagram:@tatemichiya796
取材協力:園主 菅 秀和